施術をするとき特に時間をかけてほぐしている場所がいくつかあり、その中の一つに腹部のほぐしがあります。
一般的には内臓ほぐしとかバウエルセラピー(Bowel therapie)又は腸マッサージなどと呼ばれています。
内臓は自律神経に支配されているのでストレスによる影響がとても出やすい臓器です。
そのためストレスを受けた内臓は固くこり固まり、こり固まった内臓は、自律神経のバランスをさらに崩します。
このような悪循環を断つためには、こり固まった内臓を柔らかく解してあげることがで大事です。
特に腸の働きが低下したまま放っておくと肌荒れや肩こり、生理痛、肥満などの症状を生き起こし、さらに便秘があると膀胱が圧迫されたり、尿道が閉められなくなるため若い人でも尿漏れを起こすということもひろく知られています。
ご存知の方も多いと思いますが、お腹の周りのはツボと呼ばれるものがいくつもあります。
またツボだけではなくおへその周りの皮膚から近い浅い場所には大事な血管が張り巡らされています。
今回ご紹介するのはこのおへその周りの血行をよくするマッサージです。
やり方はとても簡単です。
上の写真ではわかりやすいように地肌を出していますが、服の上からでも大丈夫です。
基本的には朝と夜の2回行いますが、朝忙しい方は夜だけだも良いです。
パジャマに着替えてお布団に入ったままでOKです。
まずは「@」のように左手で左の肋骨の下からおへそに向かってゆっくりと擦り下ろします。
強さは気持ちよく感じる程度で行ってください。
便秘のある方はやや強めです。
次に「A」のように右手で同じくマッサージします。
この@とAを交互に繰り返すがけです。
時間は2分間。
そして、おへその下に両手を重ねて「B」のように股に向かってゆっくりと1分間マッサージしてください。
以上がお腹のマッサージの方法です。
とても簡単なマッサージですが実践した方々に聞くと
「途中で眠くなってきて最後までできなかった」
「マッサージしていたら肩の周りや手足が温かくなってきた」という感想が多いです。
ぜひ一度お試しください。